
「奴らに伝える 〜其の参〜 十六夜 」
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「十六夜」
9月18日は 旧暦でいう8月15日
天気もよかったしだんごを食べながらお月見をされた方も多かったんじゃないかな。
ところで皆さんの中には十五夜といえば満月。満月イコール十五夜だと認識されている方が結構いらっしゃるんではないかと思う。
だがそれは違う!!??
そこで今回は、「十五夜は必ずしも満月とは限らない」ということを皆さんに伝えようと思う 。
すでに御存知の方もいらっしゃるかと思うが月が満月になるのは十五夜よりも次の晩の十六夜かその次の晩の立待月が満月になる確率のほうが高い 。
十五夜が必ずしも満月になるとは限らないのだ。
というよりもむしろ満月になる確率は意外に低い!?
それはなぜかということをこれから説明しよう
そこでまず月の周期はどのくらいかということだが、29.5日強で30日をやや下回っている 日めくりカレンダー等を見てもらうとおわかりかと思うが、旧暦では一ヶ月は29日か30日かのどちらかになっているはずだ。 31日というのはない 。
つまりこのことから旧暦のカレンダーは月の周期を基本にしているということがわかるかと思う。
この旧暦のことを学問的には太陰暦というんだが、現在の太陽暦と違いこれだと一年一年の日数の足りない分の誤差をどこかで補正しなくてはならなくなる。
そうしないと現在の一年より一年が短くなってしまうからだ。
だから旧暦では閏2月というのがあってここで うまく帳尻を合わせていたんだろうということが考えられるわけだ。
また旧暦では、8月15日を十五夜で満月と固定させてしまったため他の月でいろいろと調整しなくてはならなくなった。
だから十六日目の月十六夜や十七日目の立待月が満月にならざるを得なくなってしまったんではないかと思われるのだ。
ただ昔は天文学もそれほど発達していなかったし、精度の高い望遠鏡があったわけでもないから十五日目の月ともなれば多少欠けていようと丸いことには変わりないから ”えい!面倒くさい!満月にしてしまえ!”ということだったのかもしれない 。
それにしても科学もまだ未発達な時代どうやって何を根拠に一日とか一ヶ月、一年を決めていたんだろう。
人間の動物的勘なのだろうか
ただどうも 自然界って奴は人間にとって都合よく数字がきちんと当てはまるようにはできていないらしいな。
俺はよく月を観ていて思うんだが、満月に近い頃の上弦の月で特に満月の前夜の月などは満月と殆ど区別がつかずどこが欠けているのかよく見てもわからないのに対して満月の次の晩の月ははっきりと欠けているということが、確認できるんだがそれは俺だけだろうか。 しかも下弦の月に入った途端やたらと欠けていくスピードが早く感じるのは俺だけだろうか。
歳を取ると一年一年が早い。
いいときが終わるとあとはあっという間だ。
俺のCDアルバム 奴らに伝える の中に”十六夜” という曲がある 是非聴いてほしい。
ところで10月15日は十三夜。
だから17日が十五夜になり18日が十六夜となる。
天気がよければたまにはのんびりと一人ぼっちでお月見でもなされたらどうかな。
ロマンチックにね。
やはり今回も前回のコラムに引き続き俺自身のCDの宣伝が入ってしまい大変恐縮いたします。
十六夜
皆さんわかっているかとは思うがこれは ”いざよい” と読む
”いざよふ” これは”ためらう”という意味があるらしい。
十五夜の次の晩。十五夜よりやや遅れて昇ってくる様子を見て昔の人はそう名付けたんだろう 。
ということで今までの説明全て俺の推測であります。
間違っていたら 「月に代わってお仕置きヨ」 なんていわないでね(笑)

誇り高きロック野郎 大平俊郎
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