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第12回「 一歩踏み出すチカラ」
コラムニスト:
青木絵美子
【BG MAGAZINE編集部】
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知らない方も多いと思いますので、少しBG MAGAZINEについて説明させていただきます。BG MAGAZINEとは、全国の(特に地方で頑張っている)インディーズバンドさんを応援しようということで作られたフリーペーパーです。
主に、全国のTOWER RECDORDSやライヴハウス、スタジオなどに設置させていただいております。
ということで、今ワタクシはBG MAGAZINEを作らせていただいていますが、前職はちっとも音楽とは、かけ離れた職でした。実は私は、今年3月まで茨城県のとある美術館で働いておりました。歳を言ってしまうと25歳という、今どき一般では、女性も<バリバリ働く年齢>だと思うんです。いつかは何か自分のなかで変えていきたいと思い続けて、ここまで来てしまったというのが正直なところで。毎年春が来るたび「あぁ、このままじゃいけない、何か始めなきゃ。」と焦りつつも動きだせない…という状況でした。けれどこの春は、こんなマイペースな私を変える出来事がありました。
聞けば、関心ない人にはあまり響かないことだと思うんですが、兼ねてからことあるごとに聴き続けた音楽があります。
それは出てきた当時(今もそうですが)天才と呼ばれた中村一義。彼をここで語るのは、とても恐れ多いことなんですが、彼のおじいさん(中村二郎さん)が、今年2月に亡くなったことが、私にとってもとても大きな転機でした。人様のおじいさんで、こんなことをここで書いていいのか、ファンの方からのどう思われるのかとても怖いのですが、かつて『中村語録』という本が公の流通ではないのですが、発売されていました。それは何かというと中村一義自身が二郎さんを崇拝していて、「おじいちゃんが、意思をはっきり伝えられるうちに記録として残しておこう」ということで作られた本で、それはいわば私の人生の教科書となっていました。そこにはこう書かれていました。
「カズの音楽を聴いて魂を突き動かされて、動き出すやつが1人でも多くいればいい」
―私は?好きなだけで、動き出さない私は?
もうひとつ
「自分ひとりで生きてるなんて思ってるやつにろくなやつはいない。そんなやつは俺がしょんべんひっかけてやる」
―いつも近くにいるから感じることが難しかったけど、親や兄弟に私はものすごく頼って生きているんだ。ここに存在するのも親のお陰。
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